ネットショッピングのユーザーは、ストアページの画像が表示されるのに、3秒以上待てないと言われています。せっかくストアを訪れてくれたのに、画像が重たいためロードに時間がかかると、ユーザーは他のサイトへ移ってしまいます。ストアにとって、画像の最適化をすることは重要なポイントです。画像の最適化をすると、ウェブサイトの容量の大幅な削減とパフォーマンスの改善につながります。今回は、Shopifyで使える、画像を最適化してくれるアプリ「Bulk Image Edit ‑ Image SEO」をご紹介します。
Bulk Image Edit ‑ Image SEOとは
画像サイズ、代替テキスト、ファイル名を最適化しSEOを向上させます。
Bulk Image Edit ‑ Image SEOができること
・画像のファイルサイズを品質を保ったまま小さくできる。
・商品タイトル、店名、製品の種類を表すカスタマイズ可能なテンプレートで、代替テキストとファイル名を一括更新できる。
・縦横比率が統一された画像を生成できる。
画像ファイルを小さくする
通常、画像ファイルを小さくするには、Photoshopなどの画像編集ソフトで商品画像を開き、「Web用に保存」の設定画面で下記のように設定します。
・「画質」を100→70
・「最適化」にチェックを入れる
・色をRBGにする
・画像サイズ「W×H」の数値をダウンサイズする
「Bulk Image Edit ‑ Image SEO」なら上記の面倒な設定を、複数の画像に対して一括編集することが可能です。Photoshopを立ち上げる必要もありません。ワンクリックで画像ファイルを51%も削減することができます。
代替テキストとファイル名を一括更新
検索エンジンは動画や画像の内容を代替テキストとファイル名から判断します。つまり、画像に代替テキストとファイル名が付いていない限り、検索結果に画像は表示されません。商品を検索するときに入れるキーワードとマッチするような代替テキストを入れることは大変重要です。下記の設定画面のように、画像商品のコレクションを「Jeans」と指定し、全ての画像でJeansというワードが追加されたファイル名が設定できます。
下記の設定画面では、代替テキスト名を決める際のデフォルトテンプレートを選択できます。ここでは、「商品タイトル_ショップ名(ベンダー名)_ブランド名」が指定されました。このようにすれば、新しい商品画像を追加しても指定のテンプレート通りに代替テキストが自動的に生成されていきます。もちろんテンプレート自体を完全にカスタマイズすることも可能です。
ウォーターマークの表示も簡単
「Bulk Image Edit ‑ Image SEO」では、競合他社に製品イメージを盗まれないようにウォーターマークを画像に表示させることができます。簡単な手順で、製品イメージとストアの信頼を守る事ができます。
その他の嬉しい機能
1.更新する前に商品イメージをプレビューできる。
2.編集ログが表に記録され、編集された商品を確認できる。
3.FacebookやInstagramなどのSNSで標準となっている正方形の画像を作成できる。
4.UNDO機能で変更を取り消したり、元に戻すことができる。
料金
無料プラン
ベーシックプラン:9.99ドル/月
プロプラン:19.99ドル/月
アドバンスプラン:49.99/月
ユーザーの評判、口コミ、感想
これまで商品画像をSNS用の正方形にするためにたくさん時間を費やしてきましたが、このアプリを入れたら簡単にできて非常に便利でした。
私のストアでは様々なベンダーからの商品画像を取り込んでいて、それぞれ異なったサイズやフォーマットになっていました。この編集ソフトを使えば簡単に正方形にでき、同じサイズ/解像度に一括編集ができて、またストアが希望した規則を使用してファイル名を編集できます。数回のクリックだけでこれらができるのですごく時間の節約になっています。
これまで、画像サイズ、説明とタグの変更のために1日を費やしてきましたが、このアプリで大変助かっています。
(出典:https://apps.shopify.com/bulk-image-edit/reviews)
まとめ
色々なベンダーからの商品画像を掲載しているストアでは、特に画像の整理が煩雑になりがちです。様々なタイプの画像を1つのサイズに統一するため、画像編集ソフトを立ち上げてひとつひとつ変更するのは信じられなくらい時間がかかり、場合によっては外注費が発生することもあるでしょう。このアプリで、画像のファイルサイズを小さくでき、SNSに最適な正方形に統一し、きちんと検索結果にヒットされるような代替テキストとファイル名が簡単に一括編集できます。また画像のファイルサイズが小さくなると、ロード時間も短く、コンバージョン率も改善されるので、良い事づくしですね!是非導入してみてはいかがでしょうか?